四月卯月の二十四節気七十二候

季節

四月(卯月)

清明

万物が清く明るくイキイキと見える頃

玄鳥至

げんちょう(つばめ)いたる   燕が南方より渡ってくる頃

鴻雁北

こうがんきたす(かえる)   雁(ガン/カリ)が北へ帰っていく頃

虹始見

にじはじめてあらわる   虹が見え始める頃

穀雨

穀物を潤す雨が降る頃

葭始生

よしはじめてしょうず  葭(よし)が芽吹き始める頃

葭は葦(あし)とも呼ばれる。河川や湖沼の水辺に群生する多年草で、夏場に2〜5mほどにまで伸び、秋には穂をつける。茅葺きに用いられたり、葦簀(よしず。葦を編んだ簾のようなもの。)として使われるなど日常生活に活用された。

霜止出苗

しもやんでなえいず   霜が降(お)りなくなり、苗が育ち始める頃

牡丹華

ぼたんはなさく  牡丹の花が咲き始める頃

関連本

日本の365日を愛おしむー季節を感じる暮らしの暦
単行本(ソフトカバー)A5判 428ページ
著:本間美加子
飛鳥新社

日本の暦と生きるていねいな暮らし
単行本(ソフトカバー) B6判 175ページ
著:康光岐
あさ出版