仕事に貴賎なし

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当たり前のことですが、どんな仕事にも貴賎はありません。社会に必要だから仕事として成立しているのです。

ネットが普及し、多くの人がスマホを持ち、誰もが多くの情報を入手できるようになると、自分で考えることをやめ、答えを検索するようになっています。

2022年の今、IT業界が注目されています。プログラマーは高い給与を得ています。GamerやYoutuberといった人もいます。ただ、どんな仕事も楽して稼げるわけではありません。多くの時間を費やし、努力を続けているからこそ高い給与をもらえるし、有名にもなるわけです。

世の中は需要と供給のバランスで商品価値が決まります。希少価値がある間は高く売れます。多くの報酬を得ることができます。しかし、多くの人が憧れ、同じポジションを目指し始めると当然競争も厳しくなります。競争を勝ち抜くのは簡単ではありません。

ニーズがあると技術やサービスが開発されます。プログラミングのローコードやノーコードで開発できるようになります。楽にコードを書ける工夫がされます。フレームワークやライブラリとかの類もそうです。いずれ誰もが簡単にできるようになります。面白いことをやり続けることも大変で、大流行りしたブームもいずれ去ります。コモディティ化とか陳腐化と言われます。

ですが、プログラマーが必要なくなるわけではありません。Youtube自体がいつまで続くかはわかりませんが「お笑い」は常におり、映像コンテンツはこれからも残り続けるでしょう。そこには常に働く人がいます。

誰もが簡単に答えを探そうとしている今だからこそ、むしろ自分の内面と向き合い、自身の適性や興味、社会との関わり合い方、人との付き合い方を見つめ直し、単なるブームを追いかけるのではない自分自身に必要な情報を集め、自分の頭で考え、経験を積み、仕事としていくことが必要なのだと思います。

日本では長く続けることが美徳だとされている側面は強いですが、若いうちには気づけなかった新たな興味が湧いてきたり、自分に新たな適性を見つけることもあるでしょう。転職してもいいし、起業してもいい。なにも仕事を1つに決めることなく、複数の仕事を並行してもいいと思います。

どんな仕事にも価値がある。仕事ですから、いつも順風満帆であるわけはなく、逆境の時もある。それでも真剣に向き合えるか。辛い時こそ、逃げ出さず立ち向かえるか、努力を続けられるかがその仕事への適性といえるかもしれません。