クラウド会計ソフト

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経費精算や仕訳、見積もりや請求、入金確認といった経理業務。従業員の勤怠管理や給与計算はバックオフィス機能とも呼ばれ、個人事業であれ法人であれ、業務を行うと社内で発生する付随業務になります。

次の経営の一手を打つにしても財務状況を判断しなければならないので、省くことはできない業務です。

ですが、なるべく省力化し、手間も時間も省き、当然コストも抑えたいところです。

ネットの普及とクラウドの進展で各会計ソフトメーカーもオンライン版を提供していますが、その内容は各社様々。そこで主要な会計ソフトをまとめてみました。

もともと会計ソフト等の業務ソフトは、サーバーやパソコンにインストールして使用することが一般的だったので、弥生会計やPCA、勘定奉行や大蔵大臣といった会計ソフトの先行メーカーはパッケージ版を残しすつつクラウド版も並行してサービス追加したような格好になっています。他方、マネーフォワードやfreeeのような後発組は、クラウド版をメインに開発が進んでいるため他社サービスとの連携も豊富で、クラウドで考えると使いやすさという面では分があるように思います。

ということで、クラウド会計を選ぶならこの分野でどんどん開発を進めているマネーフォワードか、小規模向けとはいえ申告書作成までできるfreeeがおすすめです。

MoneyForwardクラウド

マネーフォワードが運営するクラウドサービス。会計はもちろん。クラウド人事管理やクラウド契約などのサービスもラインナップ。クラウド経費、クラウド請求書、クラウド勤怠、クラウド給与、クラウドマイナンバーといったオプション機能も使える。30日間無料で試せる。初期費用0円
(価格表示は消費税抜き)

クラウド会社設立の機能も無料で使える。
(電子定款の作成代行を依頼した場合は5,000円がかかる。会社の実印は別途購入することになるし、印鑑証明書などの証明書代や法務局への送料は別途必要になる。)

個人事業向け
・パーソナルミニ 年払9,600円(月あたり800円)月払980円
・パーソナル 年払11,760円(月上がり980円)/月払1,280円
・パーソナルプラス 年払35,760円(月あたり2,980円)※年払いのみ

30名以下の法人向け
料金体系 : 基本料金 + 従量課金 + その他オプション
(従量課金は5名まではかからない。)

・小規模事業者向け 年払35,760円(月あたり2,980円)/月払3,980円
・中小企業向け年払56,760円(月あたり4,980円)/月払5,980円
・IPO準備、中堅〜大企業向け 要見積

現在キャンペーン中
キャンペーン期間中(2021年7月1日~2021年10月29日)に次のいずれかに申し込むとAmazonギフト券プレゼントされる!
キャンペーン詳細
・「マネーフォワード クラウド」法人ビジネス年額プラン
 → Amazonギフト券50,000円分
・「マネーフォワード クラウド」法人スモールビジネス年額プラン → Amazonギフト券20,000円分

freee

つばめのマークがかわいいfreee。会計ソフトは中小企業の法人向けのほか個人事業向けもある。人事労務ソフトの他、法人設立用ソフトも用意されている。30日間無料お試し可能。IPO・上場準備に向けた情報発信もしている。

個人事業向け
スターター 年払11,760円(月あたり980円)/月払1,180円
スタンダード 年払23,760円(月あたり1,980円)/月払2,380円
プレミアム 年払39,800円(月あたり3,316円)※年払いのみ

写真からの領収書の取り込みや自動作成されたレポートが利用できるスタンダードがおすすめ。

20名までの法人向け
ミニマム 年払23,760円(月あたり1,980円)/月払2,380円
ベーシック 年払47,760円(月あたり3,980円)/月払い4,780円
プロフェッショナル 年払477,600円(月あたり39,800円)/月払47,760円

21名以上の法人向けは要問い合わせ

事業用のクレジットカードfreeeカードや、プロジェクト管理のfeeeプロジェクト管理もある。

小さな企業の決算向けだが、法人の確定申告書の作成までできる「freee申告」のような機能があるのは珍しい。多くの場合は決算書の作成までしかできない。

弥生会計オンライン

1年間無料で試せる(セルフプラン)。クラウドアプリには弥生会計以外に給与明細のほか見積書・納品書・請求書の作成・管理ができるMisocaがラインナップされている。販売管理や顧客管理はデスクトップ版ソフトのみ。中小規模法人向けに弥生ネットワークがラインナップされている。やよい関連製品と連動して動く弥生認定連動製品が複数ある。

奉行クラウド

OBC(株式会社オービックビジネスコンサルタント)が提供するクラウドシステム。会計ソフトは勘定奉行。給与計算ソフトの給与奉行もある。TV-CMに白塗りのお奉行さんが出てくる。

PCAクラウド

会計士が開発した会計ソフトのPCA。TV-CMには元水泳選手の宮下純一さんが登場する。90日間の無料体験あり。
PCA法人税で申告書を作成できる。

大臣NXクラウド

応研株式会社が提供する大臣シリーズのラインナップの一つとして大臣NXクラウドを位置付け。財務会計システムは大蔵大臣NXがある。福祉大臣や建設大臣、公益大臣や医療大臣など業界に特化した会計システムがラインナップされている。

西郷さんのキャラクターがTV-CMなどに登場する。

パッケージ版がメインな印象を受ける

MJS

ミロク情報サービスの提供する財務経営クラウド

菊川怜がTV-CMしてる。

MJS税務で申告書の作成や電子申告をサポートしている。

楽楽精算

株式会社ラクスが運営するクラウド経費管理

楽楽精算以外に、楽楽明細、楽楽労務、楽楽勤怠、楽楽販売、楽テルなどのクラウドサービスがある。

横澤夏子さんがTV-CMしてる。

BillOne

名刺データ化サービスのSansanが運営しているクラウド請求書受領サービス。毎月100件までの請求書を無料で受け取れるスモールビジネスプランあり。TV-CMでは松重豊さん、野間口徹さん、満島真之介さんなどが登場。

Oracle Net Suite

日本オラクル株式会社が提供する世界No.1のクラウドERPシステム。単なる財務管理だけでなくERP(Enterprise Resource Planning)として統合機関業務システムのため顧客管理から営業管理、販売管理、倉庫管理などあらゆる業務管理を網羅している。全ての企業向けとなっているが中堅企業以上を念頭に置いていると思われる。